「どの車が次に来る?」がわかる安心。第3回RALLY FORTISSIMOで実現したGPSリアルタイム追跡の公道ラリー運営

堺正章氏主宰・第3回RALLY FORTISSIMOにHAWKCASTを導入。公道50台のクラシックカーを1台も見逃さない——計測効率・安全管理・迷子車対応を変えたGPS活用事例をご紹介します。

2026年3月20日(金・祝)から22日(日)、千葉県の公道とサーキットを舞台に第3回 RALLY FORTISSIMO -FRANCK MULLER AWARD-が開催されました。俳優・堺正章氏が主宰する「CLUB ROTONDO」が企画・運営するこのイベントは、1969年以前に製造された欧州車・国産車50台限定の本格クラシックカーラリーです。

フランク・ミュラーが協賛する年間シリーズの初戦として、PC競技120区間を設定。公道を舞台にした、熟練ドライバーたちの静かな戦いが繰り広げられました。そしてこの大会では、HAWKCASTのGPSリアルタイム追跡が初めて導入されました。

「どの車が次に来るかわからない」——公道ラリー運営が抱える構造的な課題

計測器が教えてくれるのは「タイム」だけ

レギュラリティラリーで使われるタイム計測器は、選手がラインを踏んだ瞬間のタイムを記録する装置です。しかしそこに「どの車が踏んだか」という情報はありません。

複数台が同じエリアを走る公道ラリーでは、「次に来るのはどの車か」を事前に把握できないことが計測スタッフの大きな負担になっていました。目視と無線に頼った確認作業は、ミスや混乱のリスクを常にはらんでいます。

公道に散らばる50台、安全確認の死角

50台が千葉県内の公道に散らばるこの大会では、運営が全車両の状況を把握し続けることは困難です。コースを外れた車、急停車した車、予期せぬルートを走る車——そのすべてを無線と目視だけで追うには限界があります。

「参加者の安全を守りたい。でも見えない」。これは公道を舞台にするモータースポーツ運営が長年抱えてきた、構造的な課題でした。

解決策:全50台の現在地を、1秒単位でリアルタイム把握

今大会では、各車両にHAWKCASTのGPSトラッカーを搭載。運営本部のモニター上に全50台の位置情報がリアルタイムで表示される環境を構築しました。

特別な設備や大規模な工事は不要です。小型デバイスを車内に設置するだけで、広大な公道コース全体が「見える地図」に変わります。

導入効果:運営を変えた「見える化」の威力

① 計測効率が劇的に向上——「次に来る車」が事前にわかる

HAWKCASTの位置情報により、「計測ラインに次に進入する車がどれか」をリアルタイムで把握できるようになりました。これまで目視と無線に頼っていた車両特定の作業が不要となり、計測スタッフが本来の業務に集中できる環境が生まれました。

さらに、GPS上のログとして記録が残るため、競技後の結果検証や問い合わせ対応にも活用できます。

② 「道に迷った車」をリアルタイムで発見・即誘導

公道ラリーで避けられないのが「コースロスト(道迷い)」です。従来は参加者自身が気づいて連絡してくるまで、運営側には手の打ちようがありませんでした。

HAWKCASTの導入後は、運営側がモニターを見て異常な経路変化を即座に発見。該当車両へ電話でコース復帰を促すことができました。「待つ」から「動く」へ——安全管理の主体が運営側に移った瞬間です。

③ 予測不能な動きも、すべて「手に取るようにわかった」

急停車、Uターン、速度変化——公道では想定外の動きが起きます。HAWKCASTはすべての車両挙動をリアルタイムで可視化。運営スタッフは状況を画面で確認しながら、冷静かつ迅速に対応できました。

「車が地図の上で動いているのを見て、ああ、全員いるんだと安心できた。画面がなかったら、ずっと不安なままだったと思います。」

今後の展望

第3回RALLY FORTISSIMOでHAWKCASTが果たした役割は、大きく3つに集約されます。

  • 計測の精度と効率向上:「次に来る車」の事前把握と、照合ログの自動記録
  • 安全管理の能動化:コースロストを運営側が先手で発見・対応
  • 運営全体の安心感:「見えない不安」がなくなり、スタッフが冷静に動ける

公道を使うモータースポーツイベントにおいて、HAWKCASTは「記録ツール」ではなく安全と競技品質を同時に高めるインフラとして機能しました。RALLY FORTISSIMOは2026年、6月・11月にも続戦が予定されています。


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