ULTRA A70: HAWKCAST救護サポート導入で迅速な安全管理を実現した川下りレース

2023年10月18日に行われたダウンリバー(川下り)レース"ULTRA A70″でHAWKCAST救護サポートをご利用いただきました。

“ULTRA A70″は、埼玉県を横断する荒川で、ラフティングに乗ってリバークリーンをしたり、SUPでダウンリバーレースを行い、「たくさんの人が川で楽しむフェスティバル」を目指しています。今回は、ULTRA A70実行委員会長 藤村育三様にお話しを聞きながら、振返ってみたいと思います。(以下敬称略)

RAFTING RIVER CLEAN & SUP DOWN RIVER RACE 2023 ULTRA A70 ホームページ

導入前の課題

今まで以上に安全管理に力を入れて安心な大会運営がしたい

渡邉:今回、HAWKCAST救護サポートを導入する前は、どんな課題感をお持ちでしたか。

藤村:これは、いつも思っていることですが、安心な大会運営をしたいというのは常にあります。毎年、安全管理のためにサポーターの皆さまにお手伝いをしていただいていますが、長距離、長時間のレースなので、選手の体調不良、事故だけではなく、予期せぬトラブルにも対応できるように準備しておかなくてはなりません。そのためには、多くの場所で選手の見守りをするサポーターが必要です。しかし、川の周りに監視員を配置するのは物理的に難しいところもあり、人だけに頼らず安全管理ができる方法を探していました。

監視だけではなく必要な時に救護要請を迅速に送れるようにしたい

藤村:例年、N-Sportsさんには、選手の位置情報を見える化することで、安心安全な運営のサポートをしてもらっています。しかし、欲を言うならば、GPSデバイスを持っていないサポーターの位置も、何かあった時に瞬時に分かるといいなとは思っていました。選手やサポーターから送られてくる要請内容と居場所が、全スタッフに同時に共有できて、一元管理できたらいいなと。

導入による解決

安心感がありました

渡邉:実際、HAWKCAST救護サポートを導入して、いかがでしたか。

藤村:HAWKCAST救護サポートをスタンバイしていたことで、とにかく安心感がありました。海と違って、川での事故は、命に係わる事故も一瞬で起きます。主催側は、安全な運営が必須ですから、HAWKCAST救護サポートがあることで、安心感が違いました。

今までも大会として救護面やサポート面では態勢を整えていましたが、HAWKCAST救護サポートを利用していることで、参加者の方に安心感を与えられたと思います。そういったサポートがある大会と謳えると、大会としてもアップグレードできたと感じています。

迅速な情報共有

藤村:HAWKCASTの画面を見られる全員が、選手たちの位置や通報情報が分かるので、運営スタッフへの二次伝達が不要になったことも大きかったです。スタッフが同じ情報を同じタイミングで得られることは、時間のロスもなくなり、迅速な対応に繋がりました。

実際に、レース前に緊急通報が入ったんです。
エントリーコースの選手からでした。レース前に道具トラブルが起きたという通報で、フィンのネジがないと… その時は、運営スタッフがサポートし、無事に出走できました。この対応ができていなかったら、選手はスタートができていなかったかもしれません。これもHAWKCAST救護サポートのおかげで、迅速な通報、情報共有、対応ができたからだと思います。

今後に向けて

多くの人に川を好きになってもらいたい

渡邉:今後に向けた抱負を教えてください。

藤村:リバークリーンやSUPを通じて、川を好きになってもらえたらと思います。
ダウンリバーレースでは、エリートコース35キロを登竜門に、SUPの長距離レースといったら"ULTRA"とひとつの目標にしてもらえたら嬉しいです。70キロのレースは本当にキツイけれど、35キロには挑戦して参加してほしいです。
レースタイムに拘るのではなく、川を好きになってもらうことを目標にこれからも続けていきたいと思います。

渡邉:HAWKCAST救護サポートがこうなったらいいなと思うことはありますか。

藤村:HAWKCAST救護サポートも、もっと進化して、デバイスのボタンひとつで通報が飛ぶようになったら良いと思います。ライフジャケットの胸のところにデバイスを付けて、危なくなったら、デバイスのボタンを押すだけ。そうなったら本当に危ない時も命を助けられるシステムになると思います。

ULTRA A70 実行委員会長 藤村育三様

藤村様、貴重なお話ありがとうございました!

また、藤村様はじめ大会関係者の皆さま、準備期間から当日の運営まで大変お疲れ様でした。
藤村様の「みんなに川を好きになってもらいたい」という言葉が印象的でした。
安心安全なイベントであれば、楽しい大会になって、今まで以上に川を好きになる方が増えると思います。HAWKCASTが少しでもそのお役に立てれば嬉しいです。

来年の開催も楽しみにしています。

HAWKCAST救護サポートについて詳細はN-Sports tracking Labホームページをご覧ください。
気になることがありましたらお気軽にお問合せください。