リレー形式のSUPレースでHAWKCAST再導入
2023年5月21日(日)に、神奈川県の大磯ロングビーチで「Blue Muse Cup in Oiso Long Beach 2023 Spring」が開催されました。昨年に続く2回目の今大会は、1チーム3名のリレー形式で、SUPの漕行距離の合計を競い合うレース。海や湖で行われることが多いSUPレースですが、昨年同様、周回するプールでの開催だったため、チームメンバーや観客の皆さんもプールサイドを歩きながら選手の近くで応援されていました。
リレー形式のSUPレースでは、バトンの代わりにビブスを使用。弊社の「HAWKCAST」のデバイスをビブスに入れ、1チーム3選手がそれぞれ10分間ずつ漕行し、合計漕行距離を計測して順位を決めました。
導入前の課題
(1)1チーム3名で、チームごとの距離を計測したい!
通常、レースと聞くと、同じ距離で誰が早くゴールに到達するか、「時間」の勝負になりますが、Blue Muse Cup のSUP大会では、時間内にどれだけの距離を漕げるか「距離」の戦いになります。今回のようにプールという限られたスペースで、全チームがスタートラインに一度に並べないレースや、直線ではないコースでは、距離の計測は容易ではありません。
また、チームごとの合計距離で対戦するため、全24チームの距離の加算をするのに時間がかかってしまうという点が難しいとされていました。
(2)キッズから大人まで一緒にレースを楽しみたい!
本イベントでは、子どもから大人までさまざまな年代の方が参加されます。スポーツは、年齢や性別で出場レースが区切られてしまうことが多いですが、お父さんチームとキッズチームの対決や、両親と子どもでチームを作って家族対抗など、あらゆる年齢の方たちに楽しんでもらう必要がありました。そのためには同じレースに出場できるようにすることもポイントです。
導入による解決
(1)GPSデバイスをバトンにして、チームの漕行距離を計測 リアルタイムに距離を加算し、順位の入れ替わりも見える化
1漕者目、2漕者目、3漕者目のそれぞれ10分間の漕行距離が加算されていくように設計。10分間の漕行のあと、3分間のインターバルがあり、その間にビブスやデバイスを次の漕者へ付け替えます。その間の移動や動きが漕行距離は加算されず、純粋な漕行距離だけが表示、加算される仕組みにしました。スタートラインやコースラインが各チーム異なっても、漕行距離を計測することで、公平な対戦が可能になりました。
周回プールでは、追い越されたり周回遅れになってしまったり、なかなか順位がわかりづらいですが、会場のモニターやご自身のスマホからリアルタイムの距離と順位が表示されるので、応援する側も目の前で順位を叫びながら楽しんでいたのが印象的でした。
会場のモニター前では、漕ぎ終わった子どもたちが、対戦チームや1位のチームとの差を確認していて、選手も応援も熱い会場となりました。
今後に向けて
今回は、神奈川県の大磯ロングビーチのプールで開催されたSUP大会でしたが、同じような大会が全国各地で行われ、別日や別の場所で競技したチームとの対戦などができるイベントもHAWKCASTを使ってできるスポーツの楽しみ方かもしれません。
開催される場所や、参加する選手の年齢に関わらず、リアルタイムの計測とスポーツの見える化で、新しいスタイルのスポーツやイベントの開催はいかがでしょうか。
私たちは、新しい取組みや、大会運営の効率化のお役に立てるようこれからもサポートしてまいりたいと思います。
大会に関わるHP
https://www.bluemusecup.com/
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