【本日最終日】実証結果→第99回全日本選手権大会 兼 第48回全日本大学選手権にて実証実験!
前回のつづき:実証実験の目的
前回のブログにて詳しく記述しました。よろしければ前回の投稿をご覧ください。
(1)ラップタイム(500m/1000m/1500m/2000m)自動計測の結果!
今回、8レースにて実験を行いました。公式タイムとの差を比較し、「概ね1秒以内」と良好な結果でした!
またタイムの精度だけでなく、レース中計測ポイントを通過したらにすぐに自動で反映されるため、リアルタイム性も大きく向上させることができます。計測を実施したレース結果は以下の通りです。
- 女子舵手付きフォア(W4+)→敗者復活/順位決定/決勝
- 女子エイト(W8+)→予備レース/決勝
ボート協会様に伺ったところ、この精度であればラップタイム計測は十分実用的で、計測人員の大幅な削減、業務効率化が見込めると期待の声をいただきました👍
決勝Bの慶應義塾大学のデータがないのは、配布後、おそらくデバイスを握りしめていて誤って電源を消してしまったのかと思われます😅
(2)ネットでのLIVE観戦もっとわかりやすくする!
こちらも、現地でのLIVE観戦で大好評でした。どこで各々の選手がスパートを仕掛けたのかが可視化(オレンジ色でハイライト)されるので、みどころのポイントが非常にわかりやすいと評価いただきました。
また大学生のご両親などもネットで観戦する上で非常にわかりやすくなったなどの声をいただきました。
課題
これらの取り組みを持続的に実施するには、まだまだ課題もあります。
運用面:デバイス配布や取り付け位置の適正化
今回は、プラスチックハードケースに両面テープをつけ、船体表面(バウ1m)に取り付けるという急造ルールでした。選手の中には内面につけてしまったり、テープが剥がれたり、配布後あやまって電源を消したり、さまざまなトラブルもありました。
専用の取り付け治具の開発、配布〜取り付けのルール作りなどもボート協会様と作っていく必要があります。
参加艇個別へのフィードバック
このようなシステムの導入にあたり、やはり多くは参加選手のエントリー費からいただく必要があります。従来の参加費に加えシステム料を上乗せする必要があります。そのため、せっかく取得したデータがあるので、参加選手一人ひとりにデータ分析レポートを閲覧可能とすることで、新しい価値を生み出して競技会に参加するメリットを向上させていきたいと考えます。
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