【458名を追跡】第12回全日本SUP選手権で実現した「目視×GPS」のハイブリッド運営革命

川幅いっぱいに広がる458艇のSUP(スタンドアップパドルボード)。
その光景は圧巻であると同時に、運営チームにとっては「いかに安全に、正確にレースを管理するか」という極めて難易度の高いミッションの始まりでもありました。

2025年11月、広島で開催された「第12回SUPA全日本SUPレース選手権大会」および「RiverDo!ひろしま国際SUPオープン」。
この国内最大級の水上イベントにおいて、HAWKCASTのGPSトラッキングシステムが導入されました。

今回は、従来の「目視判定」と最新の「GPS技術」を組み合わせることで、大規模水上レースの運営課題をどう解決したのか、その舞台裏をご紹介します。

導入の背景:458名の選手と「川」というフィールド

今大会は、458名の選手が参加する大規模なレースであり、コースは広島市内の「川」を利用した特設フィールド(RiverDo!フィールド)です。

水上競技、特にSUPレースの運営には、陸上競技とは異なる特有の難しさがあります。

  • 視界の制限: 川の蛇行や橋脚などの障害物があり、運営本部から全ての選手を目視で追うことが不可能です。
  • 密集と分散: スタート直後の団子状態から、レース後半の広範囲への分散まで、選手の位置取りが刻々と変化します。
  • タイム計測の困難さ: 陸上のようにゲートを通過する瞬間を捉えるのが難しく、波や重なりでゼッケンが視認できないケースも多発します。

これまでは、審判員がボートや陸上から目を凝らし、目視と手動計測で順位を判定していました。しかし、458名規模となると「見逃し」や「判定ミス」のリスクをゼロにすることは物理的に限界がありました。

HAWKCASTによる解決策:「目視」を「GPS」で補完する

そこで今回導入されたのが、選手にGPSトラッカーを携行してもらい、位置情報をリアルタイムで可視化するHAWKCASTのシステムです。

重要なポイントは、「全自動化」ではなく「目視の補完」として位置付けたことです。

1. 順位判定の「確実な証拠」として

基本の順位判定は、従来通り熟練の審判員による目視で行います。しかし、「ゼッケンが読み取れなかった」「ほぼ同着で通過した」という微妙なケースが発生した際、即座にHAWKCASTのデータを参照しました。

「順位の計測自体は従来の目視で行いましたが、目視での見逃しや判断に迷う場面があった場合でも、GPSによる測位ログを確認することで、順位やタイムを正しく確定させることができました。 “もしもの時のバックアップがある"という安心感は、審判団にとっても非常に大きかったですね。」

2. 水上の「死角」をなくす

数百人の選手が川上のどこにいるのか、運営本部のモニターを見れば一目瞭然です。これにより、先頭集団がどこまで進んでいるか、最後尾がどのあたりかといったレース展開を、リアルタイムかつ俯瞰(ふかん)で把握できるようになりました。

【現場の声】ロングレースで発揮された真価

特にその効果が顕著だったのが、長距離を漕ぐ「ロングレース」です。レース時間が長く、選手間の距離が大きく開くこの種目では、運営側の管理コストが最大化します。

現場からは、以下のような具体的な喜びの声が上がりました。

「今川のどこ?」が一目でわかる

これまでは、無線で各ポイントのスタッフに状況を確認する必要がありましたが、HAWKCASTなら画面を見るだけです。

「特に後半のロングレースでは、GPSの位置情報が真価を発揮しました。458名という大多数の選手が、今川のどこを走行しているかというのが一目でわかるのです。これは画期的でした。」

リタイヤ選手の早期発見と対応

水上レースで最も警戒すべきは水難事故です。動いていない選手(リタイヤやトラブル)を即座に見つけることは、安全管理上、最重要課題です。

リタイヤとなった選手が『どの選手か』『どこにどれぐらい』滞留していそうかが可視化されたことで、救助艇の配置や回収指示が的確に行えました。安全管理のレベルが一段階上がったと感じます。」

フィニッシュ予測による運営の効率化

次にゴール前に来る選手が『どの選手か』『いつ頃来そうか』が一目でわかったので、実況アナウンスの準備や、計測スタッフの受け入れ態勢を整えるのが非常にスムーズでした。大いに大会の運営効率化に貢献しました。」

まとめ:大規模水上レースの運営標準へ

458名規模の水上レースを、大きなトラブルなく、かつ公正に運営しきる。
その裏側には、熟練の運営スタッフのスキルと、それを支えるデジタルの力がありました。

今回の事例は、GPSトラッキングが単なる「記録ツール」ではなく、「安全管理ツール」であり「運営効率化ツール」であることを証明しました。

  • 見逃し・判定ミスをなくしたい
  • 広大なフィールドでの選手管理に不安がある
  • 少人数で安全な大会運営を実現したい

そうお考えの大会主催者様は、ぜひ一度HAWKCASTにご相談ください。
「目視では見えない安心」を、テクノロジーが提供します。


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